ブランク明け薬剤師のための保険薬局セミナーが開催されました!(8/24)

ブランク明け薬剤師のための保険薬局セミナーが開催されました!(8/24)

2024.09.27 更新

8月24日に開催されたブランク明け薬剤師のための保険薬局セミナー   の報告が與儀美由紀先生から届きました!

 

初めての保育つきセミナーを開催しました。

今回は第一回とういことで、身近な方にお声がけして少ない人数でのスタートとなりました。保育の手配はしたものの、希望者がいなかったため保育付きセミナーは見送りとなりました。今後は、お子さんを連れてのセミナーや講演会など子育て世代や多くの同窓生が集える同窓会活動を増やして行きたいと思っています。引き続き同窓生の皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

 

セミナーは、山元俊憲先生と稲垣愛美先生のとても分かりやすく内容の濃いお話でした。

山元先生からは、今後の国が求める薬剤師についてのお話から始まり、今年6月に施行された調剤報酬の改定の中から、調剤後薬剤管理料について詳しくお話いただきました。これからは調剤後の患者さんへのフォローアップと処方医へのフィードバックによる医療連携がとても大切になってくること。そのフォローアップの時に活用して欲しいRMP(医薬品リスク管理計画)について。さらに調剤後薬剤管理指導料に関して糖尿病、心疾患がなぜ地域支援体制加算の届出に必要なのかを心不全の病態を中心にお話いただきました。

 

稲垣愛美先生からは、2024年6月の診療報酬改定について、先ずは改定に至った背景を日本の医療の現状から詳しくお話いただきました。超高齢化社会の日本において、10年前から高齢者を病院だけでなく地域で支えるシステムに変化してきたこと。その原因が医療費の増大や医師の働き方改革から始まったことを分かりやすくご説明いただきました。そして今後は、調剤薬局が地域の医薬品供給拠点としての役割を担っていくために今回の改定により地域支援体制加算が見直され、在宅医療や調剤後のフォローアップの向上の必要となることを詳しくお話いただきました。さらに令和4年4月から始まったリフィル処方箋や最近の出来事である、医薬品不足による出荷調整、Amazon薬局のシステムや医療DXにおけるオンライン資格確認、マイナ保険証、電子処方箋についても具体例を挙げながらお話いただきました。

 

セミナー後は、薬学部の同窓会室で参加者と演者の先生方との懇親会を行いました。少人数だったこともあり、活発な意見交換が出来ました。今後の保育つきセミナーについてもたくさんの意見をいただき、とても楽しい時間となりました。

参加いただいた皆様、演者の先生方に心から感謝いたします。 

 

2024年8月25日    文責 與儀美由紀

  

 

 

 


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