平成31年4月20日、11回生の同期会が開催されました。第一部は富士吉田で観桜会、第二部は新宿中村屋８階で懇親会。観桜会参加は21名、懇親会参加は40名でした。

最後列左から（敬称略）

川口、桑原、室塚、高島、三富、松井、宮内、山本、新井、木歩士、金沢

前から三列目左から

岩本、小管、伊藤、森原、細谷、小麦、奈須、（すこし空いて）梨子田

前から二列左から

成田、仲島、今村、津末、大高、西山、石井、渡辺、大橋、滝口、藤本

最前列左から

福地、松原、高橋、蛭田、梅野、奥村、広瀬、山田

（途中退席で集合写真に入れなかった方：中村彰宏さん、保坂照美さん、髙橋勤子さん）

（全て在学当時の姓で表示）

 

今回の同期会へ参加された方々は本記事下部にまとめています。

山笑う

平成と令和の境い目になった平成31年の春はコブシと桜がほぼ同時に咲いた年でした。春浅いこの頃の季語に「山笑う」がありますが、中央高速から眺める山々は笑顔で迎えてくれているようでした。11回生20名は新宿から富士吉田へ目指し、途中1名合流、21名で河口湖北側の湖畔昼食、満開の桜の下で記念写真を撮り、富士吉田キャンパスへ移動、キャンパスでは倉田知光先生（16回生）、長谷川真紀子先生（12回生）のご厚意で旧女子寮（現在は教育施設）へ案内いただき、40年以上を経てご自身の部屋と再会した方もいました。キャンパス内では満開の桜の下、新入生への部活勧誘も行われており、部活ネーム入りのジャンパーやシャツが眩しく映りました。入寮当時の事、寮監先生（男子寮は井上寮監）、女子寮の長い電話待ち、療食のこと、サンデーカレー、夜の空腹、冬の寒さと雪深い中の講義棟までの道のり、などなどを語りながら散策しました。スタンド上の桜はガッシリとした太い幹とゴツゴツの樹肌を持ち、いまが盛りと、うす桃色の花をたくさんつけていました。40年前はもう少し細身だったと思います。正門を出て帰路につきましたが、さっきまでと変わり皆少し無言になっていたように思います。この坂を何度下ったかわかりませんが、今までで一番感慨深い下り坂のように思えました。

ごつごつの樹肌に触れて見上げれば 平成最後さくらは満開

君がいたスタンド上に立ってみる 現役生の背中たくまし

正門を出て無言の下り坂 君がこころに抱きしめたもの

忘れたいことばっかりの春だからグランドのボールおもいきり蹴る（入寮当時）

 

岡 興志子さん

岡（旧姓近藤）興志子さんと筆者は在学中ほとんど言葉を交わしたことのない関係でした。卒後30年以上して同窓会幹事の一人となった小生は同窓会本部の会計担当だった近藤さんと再会、初めて長い会話の時間を持ちました。同窓会で小生が担当した“四季”の編集では、ご主人が院長を務める目黒病院から広告協賛を頂戴し、ご主人の岡先生とも同窓会活動を通じて面識を持つようになっていました。2010年の11回生同期会後、はからずも同期会の主幹事となり、一方近藤さんは同窓会本部の仕事から徐々に遠ざかっていかれましたが、「同期会やろうよ」というのが私の顔を見た時の彼女のいつもの言葉でした。2014年に開催した同期会では共同幹事をお願いし、着物姿で参加されていたことを多くの同級生がご記憶と思います。2018年の彼女の訃報は突然でしたが、通夜でお見かけした岡先生の憔悴ぶりにも言葉が出ませんでした。その半年後、いろいろな事情から動きの鈍かった同期会は、迷走しかけた企画が不思議にも突然スイスイ進むようになり、2019年春、吉田キャンパスへ桜を観に行く会（観桜会）と懇親会になりました。貸切バスの観桜会には21名が参加され、企画担当は雨男ですが当日は快晴、桜は満開、近藤さんが皆を連れてきた観桜会であったと今でも信じています。

 

懇親会

冒頭の写真は夕方新宿中村屋ビル8階で開催された懇親風景です。

今回の同期会で嬉しかったことが二つありました。一つは、毎回のことですが、遠方からの参加者が多いこと、40名中14名が関東圏外から参加されました（北海道、青森、宮崎、長崎、などなど）。もう一つは今まで連絡不能だった三名の方が参加されたことです。今回参加できなかった方も参加された方も、学生時代の風貌が変わった方も変わらない方も、次回お会いできることを楽しみにしています。（幹事）

 

 

*：福地君がLINEグループ「昭和大・11回生」を立ち上げてくれ、30名以上の方が参加しています。情報交換、同期会のスナップ写真紹介などに利用されています。上述の参加者名簿のお名前後に（L）と記載された方がLINEグループ参加者です。グループメンバーへ依頼、またはikegamiyaku@gmail.comへお名前と携帯番号をご連絡いただければ登録します。